このディレクトリの索引
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% 述語ういかうぶり/3は名著刊行会から1966年発行(原著は1919年刊)された
% 「考證伊勢物語詳解」鎌田正憲著の一部を写したものです。
% ここで私が試みていることは、
% もし鎌田氏が在世しておられて、Prologプログラマであったらどんな使い方をするか、
% そんな仮想の設定でPrologの利用スタイルを考え直すことです。
% これを手始めに厳密な形式を求めず走り書きプログラミングとして
% 自然な述語定義の仕方を追求していきましょう。
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うひかうぶり(その里にいとなまめいたる,直解,'その里は春日の里也。\nなまめくとは取媚とかけり。\n女のかたちのこびたるを云り、秋の野になまめきたてる女郎花とよめるこの心なり。\n又生の字をなまめくともよめり。\nそれまなまなましくならぬ事をいへり。\nいたるが女車を見てよりきてとかく、なまめくと下の詞にみえたり。\nこのなまめくはけしやうする心なり。\n源氏の詞になまなまのかむたちめなどいへるもしやうとくに種姓よきひとにてはなくてなまなりなる心を云へり。\nかやうの詞はところにより事にしたがひて用かへたる事あるなり。\n').
うひかうぶり(その里にいとなまめいたる,勢語臆断,'いとは最の字甚の字などをよめり。\nいかくと云詞を略していたともいとどとも云へり。\nなまめくは遊仙窟に婀娜をなまめくとよめり、媚ありてうるはしき心なり。\n').
うひかうぶり(その里にいとなまめいたる,伊勢物語古意,'なまめくとは物のまだ生さだまらで弱きほどのさまをいふ。さてわかき人は艶にうつくしければさる意にも用ゐ又点じては色もて媚ぶるやうの事にもいへり。\nここはそのかわくうつくしき也。\n').
うひかうぶり(その里にいとなまめいたる,直解,'なまめくとは媚とかけり。\n美しくゆうけむなる體なり。\n').
うひかうぶり(その里にいとなまめいたる,伊勢物語新釋,'なまめきたるとはうつくしいあいぎやうある意、はらからは兄弟の事\n').

うひかうぶり(女はらからすみけり,愚見抄,'はらからとはおととひの事也。\n或説にこれは紀有常がむすめ二人ある事をいふとなり。\nたとへばたれにてもありなむかし。\n').
うひかうぶり(女はらからすみけり,直解,'はらからおとといの事也。\n古註に紀有常がむすめ兄弟あることをいへり。\n用べからず。\n').
うひかうぶり(女はらからすみけり,闕義抄,'はらからは兄弟なり。\n同腹と云。\n清輔の自筆の本に女はらからと有と也。\n入ざる事也。\n古説は紀有常が女兄弟有といふ不用之。\nよみ人知らずなどの類にすべし。\nたれともなきを其名をたれとあにはして用なき事なり。\n').
うひかうぶり(女はらからすみけり,勢語臆断,'はらからは兄弟なり。\n日本紀に親々とも書り今は姉妹ふたりすむなり。\n源氏物語には猫の子にも云へり。\n').
うひかうぶり(女はらからすみけり,伊勢物語古意,'はらからは同腹なる兄弟姉妹を云ふ故に異腹には云まじき語也共腹の意也共をともがらと云に同じ。\n').